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糖とホルモンの、深~いカンケイ

糖とホルモンの、深~いカンケイ 血糖値、上げるも下げるもホルモン次第

 

寝ても覚めても、からだは常にエネルギーを消費し続けています。だから、エネルギー源となるぶどう糖は、常に血液中に一定量が存在し、全身へと運ばれなくてはなりません。ぶどう糖が足りなくなったら大問題なので、すぐに必要ではない分はからだに貯蔵しておけますし、急に必要になっても、貯蔵していた分を血液中に取り出して使える状態にできます。

血糖値をホルモンがコントロール

このように、エネルギー源であるぶどう糖の「出し入れ」をコントロールし、血液中の糖の濃度、血糖値を上げたり下げたりするのはホルモンです。

エネルギーとしてぶどう糖を使うためのホルモン、つまり血糖値を上げるホルモンには、成長ホルモンやアドレナリン、グルカゴンなど複数あり、状況に応じて適切なものが分泌されます。

 

血糖値を下げるのはインスリンだけ

一方、エネルギーとしてぶどう糖をからだに取り込み、貯蔵しておくためのホルモン、つまり血糖値を下げるホルモンは、インスリンだけです。消化管から出るインクレチンというホルモンも、インスリンの分泌を促すことで血糖値を下げる作用を持っていますが、直接ぶどう糖をからだに取り込ませることはできません。

インスリンは、唯一無二の血糖値を下げるホルモンと言えます。その分泌がうまくいかなかったり、効き目が悪くなったりすると、高血糖状態が続く病気、糖尿病になってしまうのです。
 

血糖値に関連するホルモン

UPDATE : 2015.09.18

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