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【ご当地!低糖質レシピ#20】漬物界でも別格の高貴な芳香と味わい!発酵の旨味が凝縮した奈良漬【糖質オフ】

熟成された高貴な芳香と上品な味わいが特徴の奈良漬は、白うり、胡瓜、西瓜、生姜などの野菜を塩漬けにし、何度も新しい酒粕に漬け替えられて作られます。短時間でできる浅漬けなどの漬物が多い中、手間ひまをかけて漬け込まれる奈良漬の味わいは、漬物界の中でも別格と言えるでしょう。

クセが強いため苦手な人もいますが、この魅力を知ればハマること間違いなし。ご飯のお供にも、酒の肴にも手放せなくなります。

もともと奈良漬は、ウリの粕漬けが原型と言われ、奈良時代には「かすづけうり」「かすなす」として食されていました。当時は、上流階級の保存食・香の物として珍重されていたそうです。江戸時代に奈良の漢方医が白ウリの粕漬けを「奈良漬」という名で売り出して評判となり、徳川家康に献上して気に入られたそうです。さらに、奈良を訪れる旅人によって庶民に普及し、全国で愛されるようになりました。

栄養面では胃腸の働きを活発にする、脂肪の分解を促進する、ビタミンやミネラルの吸収を助けるなども期待できそうです。健康にも美容にも嬉しいことだらけですね。

糖質を気にしなくても良さそうな奈良漬ですが、実は漬ける時に酒粕の2割ほどのザラメや砂糖を使います。またレシピによっては1年ほども時間がかかるので面倒だと思われがち。そんな中、ラカントSを使った糖質オフかつ2週間ほどでできるレシピをご提案します!毎日のご飯とお酒がもっと美味しくなる奈良漬をぜひ作ってみてください。

 

【糖質オフ】熟成された芳香と味わいがクセになる「奈良漬」

<材料 きゅうり2本分>

  • きゅうり 2本
  • 酒粕 200g
  • ラカントS顆粒 70g
  • 塩 10g
  • みりん 35ml

<作り方>

① きゅうりは塩をまぶして1時間ほど置き、塩漬けにする。

② きゅうりの表面を洗い、しっかりと水気を拭き取る。

③ ジップ付きのポリ袋に、酒粕、ラカントS顆粒、みりんを入れて、よく揉み込み漬け床を作る。

④ ②のきゅうりを③に漬け込み、約2週間漬け込む。

⑤ お好みに合わせて盛り付けたり、アレンジをしたりする。

奈良漬は、お好みのサイズに切り分けるほか、刻んでポテトサラダやチャーハンに入れたり、お茶漬けにトッピングしたりしても美味しいです。今回はそのまま食べやすい大きさに切っただけでなく、刻んだものをクリームチーズと和えてクラッカーにトッピングしました。

〈ポイント〉
水洗いをすると酒の香りや奈良漬の風味、乳酸菌が流れ、日持ちも短くなるので漬け床はそっと拭き取るだけにしましょう。

 

ご飯のお供に、酒の肴にぴったり♪発酵の旨味が凝縮した「奈良漬」

 

▲発酵の香りだけでよだれが出てきます。酒粕が染み込んだきゅうりとクリームチーズの相性もバッチリ♪
 

手間ひまをかけた奈良漬は、とにかく絶品!

手軽に食べられる浅漬けも良いですが、3週間漬け込んだ奈良漬はやっぱり旨味の凝縮度合いが違います。塩気や甘みという言葉だけでは表現できない、熟成されたとにかく奥深い味わいが広がります。

そして、クリームチーズとの相性もバッチリ♪爽やかさがプラスされて日本酒だけでなく白ワインとも合う味になりました。手軽につまめて見た目もおしゃれなので、ホームパーティーのカナッペとして出したら褒められる一品になります。

すぐに食べない奈良漬は、漬けていた酒粕で覆ってラップでくるみ、保冷用のビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。ただ熟成が進むと食味が変わるので早めに食べきるのがおすすめです。

 

糖質オフのポイント

糖質オフ生活は、我慢するばかりでなく、食べたいものの素材を工夫することで楽しく、美味しくなります。

今回の糖質オフレシピを実現させたのは、こちらの食材です。

 

・ラカントSシロップ

酒粕の2割も入れるザラメや砂糖の代わりにラカントSを使用することで糖質をオフ。罪悪感を感じずにたっぷりと使ってください。漬け床に残った酒粕は、野菜を数日間漬けて浅漬け風にする、鶏肉やお魚を1日程度漬けるなど活用できます。糖質オフメニューとして存分に楽しんでください。

 

<糖質オフレシピに使った商品の詳細はこちらから>

ラカントS

UPDATE : 2021.04.26

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