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40代~60代の果物摂取と老後うつ病のリスク抑制の関係は?

45歳からの壮年期に果物を食べると何がいいの?

今回は、「中年期の果物と野菜の消費と晩年の抑うつ症状との関連」という研究論文(※)をご紹介します。

(※)出典:Association between consumption of fruits and vegetables in midlife and depressive symptoms in late life: the Singapore Chinese Health Study – PubMed (nih.gov)
●この研究は、2024年6月28日The Journal of nutrition, health and agingに掲載されました。

●研究の内容は
この研究は、 シンガポール在住、45〜74歳(平均年齢52.4歳)中国人合計13,738人を約20年間の追跡し、老年うつ病スケールを使用して評価・分析したものです。

●論文で発表された研究結果は
14種類の果物と25種類の野菜の摂取について調べたところ、いくつかの種類の果物、特にオレンジ、みかん、バナナ、パパイヤ、スイカの摂取はうつ病のリスク低下と関連があり、GI値で分類した果物のサブグループでも同様でした。しかし、野菜の摂取は抑うつ症状との関連はみられませんでした。

●40代からの果物摂取のポイントは
日本国民の健康づくりの基本的な方針を定めた厚生労働省の「健康日本21(第三次)」では、果物摂取量は可食部で 1日200g を目標としています。

200gの目安

果糖はブドウ糖に比べると、血糖値の上昇は緩やかですが、過剰なに摂取すると中性脂肪となり、肥満につながる場合もあります。
人生100年時代の食生活、旬の果物が、更なる彩りを添えてくれることに期待です。


水谷俊江
/管理栄養士 2級ファイナンシャル・プランニング技能士

UPDATE : 2024.10.21

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