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緑茶で腸活、血糖値コントロールも

緑茶で腸活、血糖値コントロールも

緑茶に含まれるカテキンが腸内環境を改善、空腹時グルコースを減少

緑茶を飲むことによって、コレステロール、血糖、中性脂肪が改善することはすでに報告されています。今回は、「コレステロール、血糖、中性脂肪が腸内の緑茶の抗炎症効果によって減少する可能性があるかどうか」という研究論文を紹介いたします。
(※)出典:Catechin-Rich Green Tea Extract Reduced Intestinal Inflammation and Fasting Glucose in Metabolic Syndrome and Healthy Adults: A Randomized, Controlled, Crossover Trial (Current Developments in Nutrition 2022年6月)
 

研究の内容は

研究グループは、緑茶を飲む習慣が、腸内環境や、肥満、糖尿病のリスクのある人は血糖値の改善・軽減などができるかを調べました。
メタボリックシンドロームの21人と健康な成人19人の計40人の参加者が、緑茶抽出のカテキンを含むグミ菓子を28日間摂取しました。1日の摂取量は5杯の緑茶に相当します。
 

発表された研究結果は

カテキンを摂取した参加者は、空腹時血糖値が下がり、腸内環境が改善し、腸の炎症が軽減されました。
 

研究発表者の意見

「この研究結果から緑茶カテキンは腸の炎症が減少してインスリン感受性の向上に寄与する可能性があることを示唆しています。緑茶は少なくとも部分的に腸レベルで作用して、メタボリックシンドロームを発症するリスクを軽減するか、すでにメタボリックシンドロームを患っている場合はそれを逆転させる可能性があります。」と結んでいます。
 


水谷俊江
/管理栄養士 2級ファイナンシャル・プランニング技能士

UPDATE : 2025.10.13

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