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やせているのに腸はお疲れ気味?

やせているのに腸はお疲れ気味?

若年女性の腸内細菌叢に意外な差

食事には気をつけているのに、なんとなく体調が安定しない…」 そんな声を若い女性から聞くことがあります。 今回紹介する研究(※)では、食事内容が同じでも“体型によって腸内環境が大きく異なる” という興味深い結果が示されました。 若年女性の“やせ”が続く日本において、見逃せない知見です。
(※)出典:https://www.fujita-hu.ac.jp/news/vsfo8q000000lgag.html (2025年10月28日)
●この研究は2025年10月17日「Nutrients」オンライン版に公開されました。
 

研究の内容は

藤田医科大学とシンバイオシス・ソリューションズ社は、 20〜39歳の女性80名を対象に、
・低体重群(BMI<17.5)40名
・正常体重群(18.5≦BMI<25)40名に分け、
1.食事パターン(10食品群の摂取多様性)
2.腸内細菌叢の多様性(α多様性・β多様性)
を比較しました。

食事調査では、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品・果物・野菜・海藻・芋類・油脂の摂取頻度を評価。 腸内細菌叢は Shannon 指数など複数の指標で解析されています。
 

研究の結果は

①食事内容の多様性には差がなかった
低体重群と正常体重群で、摂取食品の多様性スコアに有意差はなし。つまり、食べているものはほぼ同じ ということです。
②しかし腸内細菌叢には明確な違いがあった
・低体重群では腸内細菌叢の多様性(α多様性)が有意に低下。
・炎症に関与する可能性のある菌(Bacteroides、Enterocloster など)が多い。
 

研究発表者の意見

研究チームは、食事内容が同じでも、低体重女性では腸内細菌叢の多様性が低く、炎症関連菌が多い。
今後は、プロバイオティクス、プレバイオティクス、食事療法 などを組み合わせ、腸内細菌叢のバランスを整える介入法の開発が期待される。と述べています。


水谷俊江
/管理栄養士 2級ファイナンシャル・プランニング技能士

UPDATE : 2026.08.10

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