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果物と果物ジュース、糖尿病に影響があるのはどっち?

こんにちは。佐々木です。
今回は、ハーバード大学(栄養学科)の村木先生の論文をご紹介しつつ、コメントします。

この論文は、アメリカの看護師さんを対象に行われたナーススタディを分析した結果を紹介してくれているものです。
約19万人の食事内容を記録して、その後の結果を比較する手法(コホート研究といいます)を使って分析しました。

今回は、果物や果物ジュースをどれだけ摂っているかと、
数年後の2型糖尿病の発症の関係をみました。

この研究で明らかにされたのが、果物を多く食べている人は糖尿病になりにくく、果物ジュースをよく飲む人は糖尿病になりやすいということ。

1週間に4サービング(1サービングは約100g※)未満の果物摂取の人に比べて、1日1サービング以上の果物を摂る人は糖尿病になるリスクが12%減少しました。
1日3サービング以上でも同じような結果となりました。

一方、果物ジュースを飲む頻度が、週に1杯(約150cc)未満の人に比べて、1日1杯以上飲む人は糖尿病になる確率が21%高くなりました。

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この違いはいったい何が原因でしょうか!?

まずは、エネルギー(カロリー)にあると思います。
生の果物1サービング分で、およそ30~50kcal に対し、果物ジュースでは1杯で、およそ60~80kcalです。

さらに、ジュースでは食物繊維はほとんどゼロに近い数字になる上に、糖質は生の果物の2倍程度となります。

このあたりが関係しているのではないかと感じています。

 

【私の見解】

実際に食事指導などをしていてもよく、「100%であればジュースであっても果物の代わりになりますか?」
と質問を頂きます。

もちろん、この答えはNo(ノー)ですよね。

今回の論文の結果や、栄養成分の違いでも、同じではないことが分かります。

また、糖尿病患者さんの場合は、摂りすぎには気をつけなければならないですが、生の果物であれば1日1サービング程度であれば血糖管理にも問題ないはずです。
ご自分の血糖値の推移を確認しながら、召し上がってください。

ということで、健康を意識するのであれば、ジュースよりも生の果物を積極的に摂るのがベストです!

・・・・・・・・・

※サービングは、イギリスNHS(National Health Service:国民保健サービス)の5ADAY紹介ページより引用。
http://www.nhs.uk/Livewell/5ADAY/Pages/Portionsizes.aspx
果物は可食部で1サービング80gなので、今回は、皮など(食べないで捨てる部分)も含めて1サービングを100gと表記しました。
佐々木由樹

東京都出身 女子栄養大学栄養学部卒業
東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 社会予防疫学分野 客員研究員

UPDATE : 2013.09.27

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