1. 糖質.jp
  2. 知る
  3. 糖質制限と低GI

糖質制限と低GI

糖質制限と低GI

糖質の摂取量を抑える糖質制限の目的は、血糖値の急上昇に伴うインスリンの過剰な分泌を抑えることにあります。

インスリンがたくさん出てしまうと、余ったエネルギーをどんどんからだにためこんでしまうことになったり、糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクも上がるからです。

血糖値を急上昇させないためには、糖質の摂取量を控えるのはもちろんのこと「何から糖質をとるか」も重要です。試験の日の朝、とるべき糖質はでも触れましたが、糖質の摂取量は同じでも、「どのような糖質をとるか」によって、からだは違った反応をするわけですから。

そこで注目したいのが、食後に血糖値がどのくらい上昇するかを食品ごとに調べて指標化したGI(ジー・アイ)、グライセミック・インデックスです。基準となる食品の血糖値の上げやすさを100とした相対値で示し、値が高いほど血糖値を急上昇させやすいという目安になります。

 

GI 「グライセミック・インデックス」

 

白より茶色が低GI

GIが高め(高GI)なのは、白米や白パン、もち、砂糖といった「白い糖質」で、低め(低GI)なのは食物繊維を多く含む玄米や大麦、雑穀、全粒粉パン、パスタやそばなど「茶色っぽい糖質」と覚えておきましょう。

食材の組み合わせによってもGIは変わります。食事全体のGIを低くするには、主な糖質源である穀類と一緒に、食物繊維の多い豆類や野菜、きのこ、海藻を。穀類は酢や油で調理するのもGIを低くするコツです。酢飯やチャーハンにしたり、脂質を含む乳製品と組み合わせるのもいいでしょう。いずれも、食べたものが胃から腸へいくスピードをゆっくりにしてくれます。ただし、脂質のとり過ぎにならないように注意を!

 

何を食べるか、何と食べるかで GIは変わる

(Sugiyama M et al., Eur J Clin Nutr, 57(6), 743-752, 2003より改変)

UPDATE : 2015.09.18

関連するキーワード

知る

私たちの生活に身近な糖質のこと。ちゃあーんと、わかってる?

関連記事